JAPRS主催『マイクロホンセミナー』参加報告

日本音楽スタジオ協会は、下記の要領で研修会を開催した。
日時: 平成25年3月4日(月)15:00~17:30
場所: 株式会社オーディオテクニカ テクニカハウス1F アストロスタジオ
内容: Ⅰ.「audio-technica マイクロホンの音作りと新商品AT5040の技術について」
①オーディオテクニカスタジオマイクロホンシリーズの音作り、防湿対策やRF対策技術の紹介
講師: 小諸浩和 氏
株式会社オーディオテクニカ 商品企画部 プロオーディオ企画課
②長方形のコンデンサーユニットを搭載さした新商品AT5040の紹介
講師: 沖田潮人 氏
株式会社オーディオテクニカ 成瀬技術部 技術3課 マネージャー
Ⅱ.「ゼンハイザーのスタジオマイクロホン」
MD421から最近のMKH8000シリーズ、Neumannとデジタルマイクロホンまでのご紹介
講師: 佐藤満 氏
ゼンハイザージャパン株式会社 営業部 セールスマネージャー
Ⅲ.「ヴィンテージマイクロホンと、そのメンテナンス」
講師: 西村友三郎 氏/AKG OB
報告
Ⅰ.「audio-technica マイクロホンの音作りと新商品AT5040の技術について」
http://www.audio-technica.co.jp/proaudio/sc/40series/interview/index.html
主にAT-40シリーズの特徴を紹介
AT-4033
1992年ニューヨークAESでベストマイクロホン受賞
直径16mmの小口径ユニットの外周にバッフルを取り付ける事で低域の改善と最大許容入力をアップ
ダイアフラムを高張力で貼ることでエレクトレットの電圧を上げる事が可能となり、感度を高くする事ができた。
AT-4050
img_dia オーディオテクニカは初の1インチダイアフラムを搭載
無指向、単一、双指向の切り替え可能なマルチパターンマイクロホン
40シリーズに共通の特徴である高耐入力、耐候性などから、スタジオのみならずSRの過酷な現場でも多用される。アトランタオリンピック中継に1500本採用されたなどを紹介。
その他
AT-4060 Tube Mic、AT-4047MP、AT-4047/SV、リボンマイクAT-4080、AT-4081などを説明された。リボンは金沢の金箔の技術でアルミのリボンを作った話が紹介された。
新製品AT-5040の紹介
http://www.audio-technica.co.jp/proaudio/sc/50series/product.html
4つの長方形ユニット
AT5040の設計基準において最優先したことは、音の純度でした。これを実現する為に4つの長方形ユニットを組み合わせた特殊なユニットを開発しました。この4つの極薄ユニットを最適な性能が得られるよう組み合わせ、サイズも標準的な1インチの円形ユニットの2倍と、過去に類を見ないオーディオテクニカ最大ユニットの開発に成功しました。
ユニークなショックマウント
AT5040は全て手作業で組み立てられ、かつ全数が厳格な検査にかけられています。また、最高の音質実現のためにディスクリートタイプの電子部品を使用しています。
正真正銘のイノベーション
AT-5040は、あなたの音楽に対する情熱をどこまでも表現し、その純度や存在感、深みを細部まで体感させてくれるでしょう。この新しい50シリーズは、スタジオコンデンサーマイクロホンにおける、正真正銘のイノベーションです。サスペンションは、取り外しが簡単で、とてもうまく出来ています。
  20130304_2 img_5040
Ⅱ.「ゼンハイザーのスタジオマイクロホン」
SiemensのOEMからスタート、1946年DM1からの歴史を説明していただきました。
1960年、MD421を発売。1964年に30,000本出荷。ベストセラーとなる。
MD-421 N : DIN(テュッヘル T3260)コネクタ、グレイ
MD-421 HL : 上記のデュアルインピーダンス(200Ω/24kΩ)、グレイ、~1972
MD-421-2 : LargeDIN(テュッヘルT3279/2)コネクタ、ローカットフィルタ無し、グレイ
MD-421-U : XLRコネクタ、ブラック、3/8″only、1971~
1972~U-4:3/8″ and 5/8″U-5:5/8″ only
MD-421 Ⅱ : 2000~
2010年 : 生産数500,000本を達成、TEC財団の殿堂入り!
MD-441の指向性スーパーカーディオイドの説明背面120°で0の出力 20130304_1
RFコンデンサーマイク
MK 102/103 1961年~
MKH 110 1965年~
NEUMANN & Sennheiser デジタルマイクの紹介。
Ⅲ.「ヴィンテージマイクロホンと、そのメンテナンス」
当時は印刷機からマイクロホンまで修理していたという、坂田商会からのスタートのお話や、マイクのメンテナンスのポイントを伺いました。
正常な形を知っておく。  20130304_3
複数の修理でも1本づつ行なう。
ネジの長短を間違えないように気をつける。
はんだゴテは、高音(40W)低音(20W)の2本を使っている。
エレメントの洗浄は、細心の注意をはらい、出来ればプロに任せた方が良い。
AKGの古いものは、武神が無い可能性があるので、直接西村氏に連絡を!!
プロサウンド2009年10月12月号で441について西村氏と、青野光政氏の対談が掲載されています。ご興味のある方は、是非ご覧になってみて下さい。
日本ミキサー協会
×

Comments are closed.