2013年度商品説明会(2) P.T 11

アビッドテクノロジー(株)
小林 稔朗 氏・ダニエルラベル 氏
◇ProTools 11◇
当社がご説明させていただきますのは、ProTools11です。近日中にダウンロードが開始する予定です。去年までは私、プロダクトスペシャリストだったのですが、今年から営業になりまして、ここに居る彼が新しいプロダクトスペシャリストのダニエルです。fromニュージーランドでございます。日本語は普通に会話できます。日本に来て4年になりまして、奥様も日本人です。前歴が何と、フェアライトジャパンさんです。フェアライトからAVIDへという珍しい経歴ですね。
●ProTools11のポイント● 64bitパフォーマンス AAE (Avid Audio Engine) AVE (Avid Video Engine) 新たなWorkspace EUCON 3.0
先進的なメーター表示機能 HDへのSatellite Link標準搭載 UI 改良・Retina 対応 オフライン・バウンス
64bitアーキテクチャ ●Avid Audio Engine● Multi Core Processorを効率的に使用 ダイナミック・プロセッシング
低レーテンシー・インプット・バッファー グイン・オートメーションへのタイムスタンプ オフライン・バウンス ~仕組み~
Command マルチステム*HD only MP3オプション*HD only バウンス・オフライン・ノーマル HDオンリー
メーター表示の向上 レティーナグラフィック対応 Avid video engine ワークスペース AAX Plug-in 3rd パーティ製 64-bit AAXプラグイン プラグインの操作性の向上 バーチャルインストゥルメンツ オートメーション 録音中にオートメーション可能
Dolby Atmos Satellite Satellite テクノロジー:ProTools Everywhere! ミックスワークフローの改善 Send mute
Insert Bypass Channel Strip内でDyn/EQモジュールのバイパスを視覚化 新規トラックを素早く作成
全般的な機能強化点 ~トランスポートフェードインオプション~ その他ビジュアル表示 インストーラー 混在インストール
ProTools 10と11の共存 互換性 動作確認済みAppleコンピューター 動作確認済みWindowsコンピューター
Avidハードウェアとの互換性 非互換 – 動作しない- 残念ながら使えなくなります。 ★まとめ★
●ProTools11のポイント●
64bitパフォーマンス
64bitになったというところが大きいポイントです。64bit OSで11のアプリケーション自体が64bitアプリケーションになりましたので、メモリもふんだんに今後は使っていけるという環境が整いました。
AAE (Avid Audio Engine)
そして、オーディオのエンジンンですがアビッドオーディオエンジンといって、64bitに最適化されたエンジンで、ここが完全に新しくなりました。これによって色々なパフォーマンスが上がっています。そして、新しい機能が使えるようになりました。
AVE (Avid Video Engine)
それから、オーディオだけでなく、ビデオも新しいエンジン、アビッドビデオエンジンというものに書き換わっております。こちらは、メディアコンポーザーですね。弊社はメディアコンポーザーというビデオの編集システムがあるのですが、こちらのエンジンと共通のものをProToolsの中に搭載したということで、メディアコンポーザーで扱っているようなビデオファイル、そういったものが全部読めるようになります。
新たなWork space
それから、ワークスペースですね、これは新しい形でSQLのエンジンを搭載しましたので、macの検索のようにキーワードを2,3語打つだけで関連するものがすぐに出てくるようになります。
EUCON 3.0
Euphonixを買収して以降、どんどんEUCCONの機能を11にマッチした対応をしていっています。
先進的なメーター表示機能
メーター機能も新しいものがたくさん増えています。後でご覧いただきましょう。
HDへのSatellite Link標準搭載
サテライトの機能も標準搭載になりましたので、今までのようにオプションで買っていただく必要が無くなります。
UI 改良・Retina 対応
ユーザーインターフェースもレゾリューションを高くなり、Retinaディスプレイなどで見ていただくと非常にグラフィックの出方なども綺麗に改良されています。
オフライン・バウンス
なんといってもオフライン・バウンスですね。
こちらも後程詳しくご説明いたしますが、リアルタイムよりも早くバウンスができるという機能が搭載されました。
64bitアーキテクチャ
使用可能メモリスペースの増加について、今までの32bitアプリケーションの時代は4GBの壁をこえられなかったので、コンピューターへメモリを8GB、12GBと増設してもProTools的にはあまり意味がありませんでした。
ディスクキャッシュを使う場合はありましたが。
今後は64bitになりましたので、Pro Tools自体の方がコンピューターに搭載されているメモリを全て有効活用できるようになったというところがポイントです。
特に大規模なセッションを開いたりだとか、ミュージシャンの方ですと、バーチャルインストゥルメントをつかってメモリをたくさん使うサンプルを読み込んだり、というのに対応できるようになりました。
それからインストーラーが新しくなっておりまして、アプリケーションをそのままアプリケーションフォルダに入れるだけでインストールが終了します。
どなたでもインストールが簡単に出来るように変わりました。
●Avid Audio Engine●
Multi Core Processorを効率的に使用
マルチプロセッサーを効率的に使用というところで、昔のPro Toolsの場合はCPUのメーターは1つしかありませんでしたが、マルチコアのCPUの場合はコアの数が全部出てきます。
どのコアがどの位のパーセンテージで使用しているのか、グラフですぐ分かるようになっていますので、今まで以上にCPUのリソースを効率的に使えるようになったというのが大きいポイントになっています。
systemusage
ダイナミック・プロセッシング
これは、使ってない時、つまりはプレイバックしていない時や、素材が無いところを再生している時はCPUパワーを食いません。
実際に素材があるところに来た時にCPUパワーを本当に使います。
と、いう形で非常にインテリジェントにCPUを使っていけます。
これは特にHD Nativeとか、ノーマルのPro Toolsをお使いの時ですね、HDXでは無く。それ以外のものをお使いの時に特に効率的に、今まで以上にCPUパワーを使えるということになります。
DPP3
DPP1 DPP2
DPP4
低レーテンシー・インプット・バッファー

プレイバックバッファーサイズの考え方が11からは若干変わってきます。
低レーテンシーインプットモニタリングって一体何がどう変わったかというと、11ではレーテンシーのコントロールしているものが2つありまして、実際に皆さんがコントロールできるのはインプットモニタリングのバッファーをコントロールできます。
インプット以外では、プレイバックのバッファーサイズというのは固定になっていまして48kの場合だと1024、96kだと2048、192kだと4096と固定になっています。そして、ここはいじれません。
お客様の方でいじれるのは、インプットバッファーというところです。
インプットバッファーとは何かというと、トラックをRECイネーブルにするとか、インプットイネーブルにするとか、この時に自動的にインプットイネーブルとかRECイネーブルになったトラックは実はインプットモニタリングのほうのバッファーを使う、ということになります。
それ以外のトラックはプレイバックバッファーという、そこ(プレゼンモニター)にも書いている1024サンプルという方を使ってバッファリングしています。
これの意味ですが、今までは1つしかバッファーが無かったので低レーテンシーというか低いバッファーサイズにしてしまうと、あまりプラグインがかけられなかったんですね。レーテンシーは下がるんですけど、他のトラックいっぱいかかっているプラグインはあまりかけられないという。Nativeの時の話ですね。
今回の新しいものはインプットにしているとこだけが、インプットバッファーというところに行って、それ以外は巨大なバッファーを使っているのでRECするところ以外のトラックに使っている色々なプラグインは全部巨大なバッファーの方を使いますので、そっちはそのまま使えていて、インプットにしたところだけが非常に短いレーテンシーでモニタリングできます。
つまりNativeシステムを持っている方は非常に低レーテンシーでレコーディング出来て、同時にプラグインもそこで再生できるというメリットがあります。

プラグイン・オートメーションへのタイムスタンプ
・オートメーション。これがタイムスタンプ対応です。皆さんご存知のようにフェーダーのオートメーションはニアサンプルアーケードで昔からかけていたと思いますが、ワンサンプル、ツーサンプル位の精度でオートメーションが出来ていました。プラグインに関してはフレームアーケードで1/30秒位の精度でオートメーションを書いていたのですが、11からは同じく、サンプルアーケードになりますので、非常に正確なオートメーションがかけられるということになります。この辺も含めて、オフラインバウンスというのが、出来るようになります。
オフライン・バウンス
これはリアルタイムよりも高速にバウンスが出来ます。今まで何故出来なかったんだ!というお叱りの言葉もあるかもしれませんが、やっと出来るようになりました。こちらの木の葉もちろんノーマルのProTools HD Native、HDXどのシステムでもサポートしていますが、微妙に機能が異なっております。資料の下記のものは、オフラインバウンスに含まれませんということで、ハードウェア・インサート。当たり前ですね。外部のオーディオソース・HEAT以外のDSP限定プラグインはオフラインバウンス出来ません。
~仕組み~
オフラインバウンスはどうやっているの?という話もありますが、これはつまり、オフラインバウンスをするときは、HDXのDSPではなくて、その時だけはCPUパワーを使います。この仕組は、中に入っているプラグインとしてHDXを使って、ミックスしている時はDSPを使ってミックスをしている訳ですが、実際オフラインの時はAAXのNativeのプラグインが全く同じものが入っている必要があります。ということで、DSP限定のプラグインは今は無いですが、もし、将来そういったものが出てきたときには、DSPプラグインがたくさんささっていると、それはオフラインできません。 Bou dilg
あと、HEATを除く。とかいてありますが、今、弊社ではHEATはHDXのみのオプションのものとして販売しておりますが、実はNativeでこの場合は動く。
というトリッキーなことになっておりまして、HEATを使ってらっしゃっても、オフラインバウンスは出来ます。
あと、外部のオーディオソース。ハードウェアインサートとか、外部のオーディオソースを持っていると、それはオフライン出来ません。なぜならば、CPUパワーを使えないからです。
Command
今までどおりバウンスのメニューからもいけますし、トラックのアウトプットを右クリックしていただいてもすぐいけます。
そしてバウンスファイルフォルダというものが、自動でセッションファイルの中に作られることになりますので、バウンスしたものはこの中に入ります。
では、実際に見ていただきましょう。
プラグインによって、セッションの密度によってバウンスされるスピードが変わってくるのですが、最高で150倍速です。
ファイルメニューから アウトプットバスで右クリックして バウンスのファイルフォルダが出来ました
BonMenu_01 Bou rc Bou Fil
ダニエル : デモのセッションでこの位プラグインがあると、トラックもフル、これでオフラインバウンスの時、CPUのパワーやトラック数、どの位のプラグイン、後は、今、このパソコンのバックグランドにパワーポイントも立ち上げます。こういった条件で、オフラインスピードは違います。簡単にこのトラックのアウトを右クリックしてバウンスメニューが出てきます。もちろん、前のバウンスショートカットもまだ動きます。このProTools は大きな機能ですが、この小さいチェックボックス(offline)だけです。
小林 : 逆にそこを外すと今までどおりのノーマルのバウンスになります。
ダニエル : 今回は1つのステムだけでやります。最初にメインバスと、例えば音楽のミックス、プロデュースでもMP3も送りたい。だからWAVとMP3を同時にバウンスしましょう。仮ミックスファイルとか、それでバウンスすると・・・あ、1回MP3オプションの画面も出ています。もちろんMacProのユーザーはもっとコアがあります。多分、このMac Proよりも早いと思います。
小林(悟) : 今、CPUのパワーは見られないですか? Bou Mult
小林 : これ、やっている最中はさすがに。このバックグラウンド処理は無いので、これをやっているときはお待ちいただくことになりますけど、当然リアルタイムよりは全然早いです。ちなみにラジオ番組ですごくシンプルなものですと、1時間の番組でしたら45秒で終わりますので、かなり早いです。
ダニエル : このスピード(約40秒)でミックスダウンできます。
小林 : 今のは、バウンスするときにチェックボックスがありまして、「バウンスした後にNewトラックを作ってインポートしてください」というチェックボックスにチェックが入っていたので、バウンスが終わったら自動的にトラックが出来て貼り付けられた訳です。
マルチステム*HD only
あと、マルチステムという機能がございまして、そこに+のマークがありますけど、そこをクリックすると、例えば音楽の場合ですと、ドラムとキーボードとコーラスのステムを一気に出すということが出来ます。これはあらかじめアウトプットの設定、もしくはバスの設定をしておいていただいて、そこのアウトを指定してただければ、各ステムをいっぺんに出せます。
MP3オプション*HD only
ダニエル : 今回もMP3オプション、もう、出ています。ファイナルとステム。
小林 : 面白いのがですね、1つだけ出す場合も複数を同時に出す場合も、バウンスのスピードはあまり変わりません。ですので、圧倒的に時間の短縮が出来ます。ステムを出してどこか他のスタジオへ持って行ったりも非常に早く出来ます。マルチでやっても今、5倍です。しかも、MP3も同時に作ってくれていますので、非常に早いです。このバウンスフォルダーの中に、今やったものが入っています。MP3とWAVファイル、両方あります。
Bou mp3
ダニエル : 後は、このバウンスの後にステム、バスの名前も入れてました。
小林 : 分かりやすいですね。ステムビートという名前のアウトプットだったんですね。最初にアウトプットの名前を分かりやすい名前にしておけば・・・
吉田 : これはオグジュアリートラックだけってこと?ステムだから・・・
小林 : それは、物理アウトというか、I/Oのアウトも選べますし、バスアウトでも出来ます。ダニエル、I/Oセットをちょっと見せてもらってもいいですか?バスとかアウトプットはそんなに無いのかな?バスで付けてあって出していたんですね。
バウンス・オフライン・ノーマル
ノーマルでバウンスしたものと、オフラインバウンスしたものを2本出して1つを逆送にすると、完全に音が消えます。非常に正確である。というのがポイントです。何故それだけ正確に出来るかというと、プラグインの方がニアサンプラーアーキュレートになったということで、プラグインのオートメーションも正確だからこういうことが出来ます。AAX 64bitプラグインというのは、オフラインバウンスをやったときも非常に正確に出来るようなデザインになっています。他社さんのオフラインバウンスとはちょっと違います!というところがポイントです。
HDオンリー
先ほど説明致しましたオフラインバウンスですが、複数ステム同時バウンスや、ステレオとMP3オプション同時使用可能は、HDオンリーです。ノーマルのProToolsは残念ながら複数ステム同時バウンスは出来ません。
続きまして、メータです。メーター表示が17種類の新しいメーターになりました。メーター自体も今までより30%長くなっておりますので、より細かく表示が出来るようになりました。それからゲインリダクション表示ができまして(スクリーンの)緑のメーターの上のほうにオレンジ色のグラフがありますが、それがゲインリダクションです。Iconのエンコーダーにcompのゲインリダクションが見えていました。そういった機能がソフトウェアでも使えるように改善されました。後、トラックとマスターで別々のメーターを表示させたりも出来ます。例えばトラックがVUでマスターがピークを表示させることが出来ます。
メーター表示の向上
メーター表示設定が可能になりまして、細かく、どの位のレベルが来たときに赤になるとか、何秒ピークがきたら赤くなる。など細かくメーター表示設定が初期設定で出来るようになりました。
Metring
Met set
トランスポートウィンドに任意のメーター
Met trsp_01
後、トランスポートウィンドの方に任意のメーターのアウト、バスを指定していただければ、そのバスのアウトのものがトランスポートウィンドやエディットウィンドに出すことも出来るようになりました。
Met clp あと、クリップインジケーターが上のほうについています。
ということで、ピークVU、ピークプログラムメーター、PPU。あと、スタンダードとかワイドとかですね。たくさん入っております。
meters
そして、twelve K 14です。これは、音楽向けのラウドネスメーター規格です。日本ではあまり使われていないようですが、海外ではこういったものが、割りと使われていまして、今後日本でもラウドネスメーターというのは、音楽の方でも気にする必要が段々増えてくると思います。 Mt k_01
小林(悟) : ラウドネスは全部入ってるんですか?
小林 : 入っておりません。日本の規格のアライブ、TAB32はこれには入っていません。別売りのプラグインがございます。ヌーゲンオーディオというのがありまして、これはProTools11で動くフォーマットの、AAX64bit対応のものが出ております。弊社でも少し規格が違いますが、プロシリーズリミッターというプラグインが出ていまして、それは一応ITUの17に対応しているラウドネスメーターが入っているものもございます。
ダニエル : ミックス中とほとんど同じです。ファイナルミックスでインテグレーションタイムちょっと違うので、ヌゲンの方がいいです。
小林 : では、現物のProTools の画面をご覧いただきましょう。
ゲインリダクションは、チャンネルの中にコンプやゲートが入っている場合は出すことが出来ます。
どういったタイプのものを出すか選択が出来ます。ゲインリダクションなのか、ゲートなのかを選べるようになっています。
後、インサートプラグイン、top viewで見ているときに、プラグイン上のほうにもtop viewでゲインリダクションが出てくるようにもなっています。プロコンプ、プロリミッター、ここでラウドネスのヒストリーが見ることが出来ます。
では、実際にProToolsで見てみます。
10が無いと比較が出来ないので分かり辛いですが、長く見えているのは、画面の比率が違うからではなく、実際に30%長くなっております。

プロセッサタイプ別、または、トータルのゲインリダクション表示が可能

Met reduc
Met selc Met cop Met xpd
  プロコンプ プロリミッター
ダニエル : ProTools クラシックもまだあります。今までつかっていたような感じです。後はPPM、RMSのよう、プレイバック中でも変えられます。PPMは本物のPPMと全く変わらないです。
小林 : 全部一緒に見えます。複数コンプなり、ゲートなりが、1つのチャンネルスリップにかかっているときは一緒に見えます。後、切り替えもで見ます。
後は、sendも出ています。音楽のミックスはこのsendは今まで1つだけでしたけど、ProTools 11で全部できるようになります。
snd_01
snd_02
ご覧いただきましたように、非常にメーターの表示が多岐に渡って変更になっております。
レティーナグラフィック対応
続きまして、レティーナグラフィック対応についてご説明いたします。ちょっとこのプロジェクターですよ、分かりませんが、もし、解像度の高いモニターをお持ちの場合は(資料の)こっちがver.10でこちらがver.11です。ジャギーが出てますよね。解像度の高いディスプレイで見ると、今までよりキレイに見えるようになりました。
ダニエル : このMac Proで立ち上げるとProTools 10のほうは8bitな感じ。
小林 : ジャギってる。
ダニエル : でもProTools 11はレティーナです。
小林 : ということで、視認性もより細かくなりました。目には良いです。
 retina
Avid video engine
次はビデオの話です。Avid video engine対応ということで、まず、1番のポイントですが、メディアコンポーザーのvideo engineがこの中に入りましたので、AvidのDNxHDというファイルフォーマット。これをそのまま読めます。
AvidのメディアコンポーザーはAvid Media Access、AMAというものを持っています。
これはプラグイン形式で色々なカメラメーカーのフォーマットを、例えばSONYさんですよ、MPEG系のファイルフォーマットですとか、ナソニックさんですよP2など、色々なフォーマットがあるのすが、そういった各社カメラメーカーがオリジナルのビデオフォーマットを持っていましてそれに対応できるようなプラグインをAMAという中に入れていただくと、各メーカー独自のヴィデオファイルフォーマットのものがNativeでコンバートしなくても、そのまま再生できます。こういった機能をメディアコンポーザーは持っているのですが、それと同じことがProToolsで出来るということになりますので、今まで以上に色々なフォーマットのMOVIEを読むことが出来ます。
ave vdo
それから、外部のモニターに出したい場合はMOJO DXというAvidから出しているビデオのインターフェースを使っていたらければ、こちらにHDMIの見にたーとかHDSDIのモニターとかを付けると、外部のディスプレイに出力できます。
それからAJAだとかBlack Magicの全ての製品などに対応していますので、そういったものを付けていただきますとHDのムービーが簡単に出力できます。
ただし、これは開くまでの出力でございますので、ムービーがそのままキャプチャー出来るということではありません。キャプチャーに関しましては、それぞれビデオカードを、Avidでしたらこのメディアコンポーザーを使って、そこでキャプチャーしてそれをProToolsに貼っていただくことになります。
そしてコーディックサポートは、DNxH、AVC-Intra、XDCAM。AMA経由サポートがDV/HDV、DVCpro SD & HD、ProResということでファイナルかっとProなどを持っていらっしゃればそのまま読めます。
資料にはMPEGなど。と書いてありますが、MPEGに関してはProToolsHDのサポートになっております。と、いうことでAvidのメディアコンポーザーから出たHNxHDを含むAAFファイルをインポートすると、ビデオのカット点を持ってきたりだとか、AAFの中にオーディオも入っている場合はムービーの中に関連付けられているオーディオをそのクリップが適切なタイムコードに沿って貼ることが出来ます。
ビデオとワークフローは、よりスムーズになります。
ワークスペース
続きまして、ワークスペースの管理についてですが、さっきもご説明しましたが、4bitのデーターベースに対応しましたので、パフォーマンスも上がって、非常にすばやく検索が出来るようになりました。
wrk spc
AAX Plug-in
そしてAAX。Avid Audio Extensionプラグインですね。DSPでもNativeでもAudio Sweetでも、全て音質の同一性があるということで、内部のbitのレゾリューションというのは変わりません。
今までのTDMの場合は固定小数点演算を使ったりだとか、アルタスの浮動小数点をつかったりということでbitのデコボコがあったのですが、AAXプラグインになってからは全て32bit浮動小数点で計算することになりましたので、ここで音質差は基本的にはありません。
これがあるがゆえに、先ほどのオフラインバウンスも正確にできます。
後、サードパーティプラグインもですね、このProTools 11が64bit Nativeアプリケーションに変わります関係で、AAXも64bit対応のAAXである必要があるわけですね。
Ver.10までのProTools ですと32bitのAAXだったんです。
ということで、もう1度AAX64bit化対応が必要ではあるのですが、各社さん、対応してきております。
Audio Easeさんとかですね、皆さんが気にされているWavesもAAX Nativeですけども、早速対応しています。後でお見せしますが、WAVESも立ち上がって動いております。
それからiZotopeさんとかですね、TC Electronicさんがまた戻ってまいりました。
McDSPとかNuGen、Plug-in Alliance、SONNOX EQがもう出ていますね。
ダニエル : このリストに載っていないSONNOX、CELEMONY、スペクトラルトニックスもすぐに出てきます。多分、ProTools11のリリース前には出ます。
3rd パーティ製 64-bit AAXプラグイン
AIR FabFilter PSP Audioware VSL
Audio Ease Flux Rob Papen Wave Arts
Arturia GRM Sound Radix Waves
Blue Cat LiquidSonics SynchroArts Wholegraid
Cranesong McDSP Spanner XILS Lab
DMG Audio Metric Halo Synthogy iZotope
Eventide NuGen TC Electronic
Exponential Audio Plug-in Alliance Toontrack
小林 : ということで、大手は軒並み揃ってまいりました。
プラグインの操作性の向上
では、プラグインの操作性の向上ですが、Top Viewから右クリックするとプリセットが選べます。
いまではプラグインの画面を1回出して、それからプリセットのところからプリセットを選ぶ形でしたが、そこへ行かなくてもTopViewから直接選べるようになりました。
~右クリックでプリセットを選択~
pin op_01
右クリックメニューからプラグイン・プリセットにダイレクトにアクセス
バーチャルインストゥルメンツ
バーチャルインストゥルメンツもAIR系、Arturia、Waves、Synthogy。こういったところが全部対応してきています。
小林 : Altiverb見せてもらってもいいですか?
pin alt7
Altiverbも、もう、64bit対応になっています。
オートメーション
そして、オートメーションですね。
これも今まで何故出来ないのかと散々言われてきましたが、レコーディングしながらオートメーションがかけるようになりました。
これはフェーダーのオートメーションのみならず、プラグインやPANなどを含めて全部です。
1番想定されているもとのしましては、ライブですね。
ライブでレコーディングしながら別のシステムのProToolsで録っているときに、そこでオートメーションをかいて、ライブが終了したらオフラインバウンスでバウンスして、それをiTunesか何にライブが終わったらすぐミックスしが完了して、すぐに売りにだすことも出来るようなワークフローがこれで出来ます。
吉田 : VoDBのとき、レコーディング1回目書いた後は全部書いた状態にできるの?
小林 : そうですね、これは後で彼がやってくれると思います。VOCA-RIDERでもうフェーダーを動かさないというか、VOCA-RIDERにやらせるという手があります(笑)
録音中にオートメーション可能
auto inrec auto mode
録音中にリアルタイムオートメーション
auto edt
Dolby Atmos
それkらDolby Atmosという、映画などですとスピーカーを64発置いてピンポイントでサラウンドでまわすという。
実は日本以外ではそういった劇場がふえているのですが・・・アメリカですとAtmos対応シアターがありまして、そこで観れます。
韓国、中国、インドなどにもありまして、日本以外は大体あるという、非常に悲しい状況です。
ダニエル : ニュージーランドにもありますよ!
小林 : そういうものをですね、オートメーションしながらレコーディングが出来るようになりました。
Dolby ATOMOS レコーダー
aut atmo
aut dol
録音中にVCAスレーブをコントロール
aut vca aut slv
録音とオートメーションが同時に可能なワークフロー
ライブミックスと録音
aut lvmx
Satellite
次はSatelliteテクノロジーですが、ちょっとさっきのを立ち上げてみましょうか。
Satelliteがですね、HD 11からは標準搭載ということでProTools HD同士を12台までイーサケーブル1本で同期が出来ます。それからSatelliteのビデオですね。
こちらのほうも、Video Satellite LEの機能もProTools 11の中に標準搭載になります。
そして、メディアコンポーザーの方には、今度はVideo Satelliteの機能が入りますので、今までオプションだったVideo Satellite optionはメディアコンポーザーをお買いになると標準でこちらも付いてきます。
Satellite テクノロジー:ProTools Everywhere!
ProTools HD 11に標準搭載 sate
・Satelite Linkを使ってHDシステム12台までサポート
・正確な同期にはSYNC HDが必要
・各ProTools 11 SystemにVideo Satellite LE 搭載
・ProTools HDSystemによるアドミン管理
・ビデオ再生用Satelliteは1台のみ
・メディアコンポーザー 7にVideo Satelliteオプション同梱
ミックスワークフローの改善
そして、ミックスワークフローの改善ということで、色々なショートカットがまた増えております。センドのショートカットやプラグインのショートカットなど、この辺を含めてデモをやりましょうか。
Send mute
今からご紹介するもはですね、Iconを触った方ですとご存知だと思いますが、選択したチャンネルの全部のプラグインをいっぺんにバイパスとか、センドを全部バイパスとかそういうのがIconですと簡単に出来ていたのですが、ProTools11からはソフトウェアだけでもそういうことが出来るようになります。そして、それは新しいショートカットで出来ます。
ダニエル : 私もちょっとビックリしました。ショートカットの場所がまだあります。まずは、トラックを選択します。
小林 : 今、オプションで全部選びました。Option Trackで全部のトラックが選ばれました。
-全センドをミュート-
snd mt sq 2
AからEまで全センドをミュート FからJまで全センドをミュート
snd mt s3 2 snd mt s4 2
片手操作ショートカット
snd mt ky snd mt men2 snd mt men3
Insert Bypass
ダニエル : Shift Aは全部のプラグインをバイパス。Shift 1 はA~Eまで。Shift 2はF~Jまで。Shift 9は全部のセンド、Shift 3はA~Eまで。Shift 4はF~Jまでセンド。
片手ショートカット Category別または全インサートバイパス
ins bp key ins shtcut
AからEまで全インサートバイパス FからJまで全インサートバイパス 選択後全インサートバイパス
ins bp a-e 1 ins bp f-j 2 ins bp slct
Control +Click
後は、Shift C コンプレッサー、ダイナミクス。ダイナミクスバイパス。Shift EはEQ。
Channel Strip内でDyn/EQモジュールのバイパスを視覚化
このプラグインは紫になります。この意味はチャンネルストリップはコンプとEQ両方入っています。ということです。紫の意味はこのプラグインの中にバイパス部分があります。そのインディケート。ちょっとチャンネルストリップを開いてみましょう。
インサートバイパス:すべてのEQ
ins bp sf4
 
今、EQがランプ消えています。
そこをShift Eでもう1度点きます。
ins bp chstrp
グレゴリ : その機能はAvidのプラグインのみですか?
小林 : AAXに対応していれば他のプラグインでもこれが対応できます。これにAAXのうちが出しているレギュレーションにマッチしていれば動くはずです。プラグインメーカー次第ではありますが・・・。
ダニエル : Dはディレイ。Vはリバーブ。よくトラックにバーブと書いてありますからね、だからV。
後はちょっと覚えにくいのがモジューレーションはW。Shift W。私の覚え方は「ワォワォワォ」となるのはモジュレーション。だからShift W。
後はこのショートカットはミックスのアナライゼーションのために出ないのかもしれないけど、スタジオのエンジニアは多分このショートカットをよく使うと思います。
Controlクリックすると、このプラグイン後に全部バイパスします。
それはこのコンプレッサーはどの感じ、それで簡単にききます。そのショートカットもセンドもShiftクリックすると、このプラグインの後に全部バイパス。
もちろんオプションと一緒に全部のトラックでもできます。

※ここでVoice Recorderが容量切れでストップしてしまっていました。大変申し訳ありませんが、以下レジメに従い説明を加筆とさせていだきます。

新規トラックを素早く作成
トラックを作る新しいショートカットがあります。以前はShift command N で新しいトラックを作っていましたが、ProTools11ではダブルクリックで新規トラックが作れるようになりました。
エディットウィンドで1番下のトラックの下の空間をダブルクリック、またはトラックリストの空間をクリック、ミックスウィンドでは、トラックの下か、右側の空間をダブルクリック、これで最後のトラックタイプで新規トラックが出来ます。
そして、トラックタイプを選ぶ場合は、Commandキーと空間のダブルクリックでオーディオトラック、ControlキーとダブルクリックでAUXステレオトラック、shiftキーとダブルクリックでステレオマスタートラック、optionキーとダブルクリックでステレオインストゥルメント トラック。といった具合で新規トラックが出来ます。
windowにトラックが無い場合はステレオオーディオトラックがデフォルトで出来ます。
直近のトラックタイプで新規トラックを作成
nt tr lst nt ed wn nt mx sd
nt mx ud
nt aud nt aux nt mas nt ist
それぞれのキーを押しながら空間をダブルクリック
全般的な機能強化点
~トランスポートフェードインオプション~
●最大4秒のフェードタイム
プレイバックの際に大音量でのアタック音を回避するのに役立ちます。
trp fadin
この設定は、全てのオーディオクリップに反映されているので注意が必要です。
その他ビジュアル表示
オートメーションが編集に追随 オートメーションは編集に追随しない
trp aut ed trp aut uned
ミラーリングMIDIモードの有効 ミラーリングMIDIモードの無効
trp on mid trp of mid
セッション内にMIDIやインストゥルメントトラックが無い場合
 trp non mid
インストーラー
シンプルなドラッグ&ドロップインストーラー(Macのみ)
inst 1
オーディオドライバーは個別インストーラー
統合プラグインアップデート
ProTools 11にはiLok2.0が必要
inst irc2
同一ライセンス、同じシステムにインストールされます。(ProTools 10+ProTools11)HDドライバーと同時にDigiTestとCoreAudioドライバーが追加されます。
digtst_1
混在インストール
●ProTools 11はProTools 10との同一システムでの混在インストールをサポートします。
・ProTools 10.3.6
・AAXプラグインはProTools 10とProTools 11の両方で使用する場合にはユニバーサルバイナリになる必要があります。
dbl inst 2
dbl inst 1
・2つのバージョンの切り替えにリブートの必要はありません。
・ProTools 11でセッションを開く前にProTools 10で古いセッションを開いてプラグインの互換性を調べてください。
ProTools 10と11の共存
ProTools 11とProTools 10.3.6を同時インストール可能で、CPUを再起動しなくても別バーションを開くことが可能
ProTools 10とProTools 11の同時起動は不可能
ProTools 11のデーターベースは非互換
ProTools 11では64bit AAXプラグインが必要
ProTools 11のインストール前に32bit AAXプラグインは別の場所に移動
互換性
OS X Mountain Lion 10.8.3
Windows 7 64bit Home Premium,Professional or Ultimate
Windows 8 or Windows 8 Professional
ProTools 11対応OS
RAM 要件
最低8GB以上
16GB以上を推奨
動作確認済みAppleコンピューター
Mac Pro 4.1 2009 or Newer
Mac Mini 2011 or 2012 All Models
iMac 2012 i5 All Models
MacBook pro retina 2012 13″& 15″
MacBook Pro 2012 13″ & 15″
MacBook Air 2012
動作確認済みWindowsコンピューター
HP Z820 3rd Gen “Sandybridge” Dual Proc Workstation
HP Z800 2nd Gen 6-Core Workstation
HP Z420 3rd Gen “Sandybridge” Workstation
HP Z400 Nehalem & Westmere Workstation
Dell T7600 “Sandybridge” AVA Q2 201 Workstation
>Dell T5600 “Sandybridge” AVA Q2 201 Workstation
HP Elite 8570p i7 “Sandybridge” Dual Proc Laptop
Dell Precision M6700 core i7 Laptop
Dell Precision M4700 core “Sandybridge”
Dell M7600 i7
Lenovo Yoga UltraBook
Sony VAIO Duo 11 UltraBook
HP Envy Smart Touch UltraBook
Avidハードウェアとの互換性
hadwr 1 hadwr hx
Mbox 3 Family HDX
hadwr 03
003 Familly
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hadwr elv  hadwr hdntv
Eleven Rack HD Native
hadwr hd pri
HD Series Peripherals
非互換 – 動作しない- 残念ながら使えなくなります。
・HD Core,Process,Accel Cards ・PClx,PCle
・Sync I/O ・Main
・Control24 ・Fader Pack
・Pro Control ・Edit Pack
以上、最後はレジメからのご報告になってしまいましたが、AVIDの小林様、ダニエル様今年も丁寧なご説明、本当にありがとうございました。
参考URL
●http://apps.avid.com/protools11/JP/
●http://avid.force.com/pkb/KB_Render_FAQ?id=kA0400000004FTg&lang=ja
●http://www.youtube.com/watch?v=yS1enxVgqIc

まとめ
今年も商品説明会、大変内容の濃い勉強会になりました。ご参加いただきました、株式会社 メディア・インテグレーション、アビッドテクノロジー株式会社の皆様に感謝いたします。
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