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OUTLINE 概要

「JARECについて #3」は、若手エンジニアの学びの場や交流を図るための懇親会など、先輩たちと話をすることはとても有意義。ぜひ「吉田会」の開催を。
2019年6月12日収録

SECTION.1 吉田会

吉田 保

他にも会員数を増やす案はありますか?

下川 晴彦

先程、話題に出た情報交換や技術伝承ですが、実際の録音をしている現場の方が学ぶことが多いと思うんですね。だからといって、スタジオを借りてセミナーをやろうと思っても、コントロール・ルームに入れるのは、だいたい10名、大きなスタジオでも20人が限界でしょう。  そこで、例えば年に1回、JARECのメンバーが声掛けをして、交流会のようなものを開くのは、どうかと思っているんです。先程話した地方のスタジオの人も、一緒に仕事していると、最初はおどおどしていたけれど、次第に目がキラキラしてきて。昔は俺もこんな感覚で学んでいたなと思い出しました。特にドラムやピアノと言った録音が難しい楽器こそ、学びたいと思っている様です。

川澄 伸一

スタジオ内で、どうやって録っているのか見てみたいんでしょうね。

森元 浩二

生楽器の録音方法については、20代から30代くらいのエンジニアが一番欲しい情報です。でも、その年代は働き盛りでもあるから、時間を割いてでも参加したいと思わせる内容のセミナーを開催したい。

下川 晴彦

実は、定例会が終わったあとの飲み会が私はとても好きで。定例会では話せないような事が、飲み会になるとバンバン出てくる。欲しかった情報や裏話的な事も、自分の体験も話したいし、そこで得られる情報は、ネットで調べても絶対に出てきません。  ただ最近は飲み会に参加しない若者が多いから、飲み会がふさわしいのかは別の話ですがね。我々がアシスタントの頃は、先輩の言葉は絶対でした。「あの楽器に、このマイクを、この位置にこういう向きで置いてこい」と言われたら、すぐ作業を始めるんだけど「あの場所に立てるの?」って不思議に思う事がありました。でも、一人前になると「なるほど、ここに立てるのは、そういう理由があったんだ」と気が付く。こういう経験は、レコーディング・エンジニアになってからわかる事が多いんですよ。困ったらまずは先輩がしていたことを真似る。こういうのは今でも役に立っています。

吉田 保

そういうノウハウを、ウェブサイトで伝えるといいのかな。

下川 晴彦

そういう事をネットに載せてしまうと「困ったらネットで調べる」ということになります。それもありですが、音の微妙な変化を伝えきれるのか。やはり生の音を聴く、生の話を聞くという事のほうが大事だと思います。 吉田さんが飲み会で話した事で、いまでも忘れられない一言があるんです。その時、いろんなマイクの話になって、あれは良い、これも良いと話しているときに吉田さんの一言が、「あのマイクはカブリの音がいいんだよ」って。カブリがいい音!!?? 最近意識していなかったな~って。“カブリ”という一言が、ちょっとしたヒントになる。これは、その場にいないと聞けない情報です。

浜田 純伸

ここまで、みなさんが話していた経験やノウハウのお話や情報交換は、何もこちらに来ていただかなくても良いのではないでしょうか。全国には音響を教えている学校がたくさんありますから、JARECから特別講師として話をしても良いと思うんです。

吉田 保

確かに生徒からの質問に対して、経験のある人が答える。そういう場を学校に作れるかもしれないね。

千阪 邦彦

僕も浜田さんのご意見と繋がりますが、日本中で情報交換できるような方法を考えると良いと思いました。私も定例会や飲み会に参加していて、とても有意義な情報を得ています。それが、もう楽しくて楽しくて仕方がない。JARECに入ったらこんな話が聞けるよ、というメッセージを伝えていく方法を増やして行きたいですね。

森元 浩二

何が起こるかわからないけれど、まずは一度やってみる。どうでしょうか。その時、参加する方法は難しくしないようにしたいですね。JARECに入っていない人も参加できて、業種も問わない。きっと熱心な人なら情報や人脈を作るために集まってくると思います。

下川 晴彦

それならパーティみたいな懇親会にしても良いかもしれない。最初は「吉田会」。いかがでしょう?

吉田 保

面白いね。やっても良いよ。

森元 浩二

いつやりましょうか?(笑)でも、JARECという名前が付いたら来なくなっちゃうのかな。「参加するとJARECに入らなきゃいけなくなるかも?」と思って、敬遠されてしまいそうですね。

吉田 保

そんなに入会するのは難しいのかな。

森元 浩二

正直に言って年間24,000円は、仕事が忙しくてあまり来られない人にとっては、今のような活動内容では高いと思うかもしれません。今後は、そういう人も満足するような情報発信やJAREC HPからの仕事依頼など、参加価値を高めないといけないですね。 セミナーや懇親会などの参加者を募るのに、今後はどのよう形で発信するか、それも考える必要がありますね。ちなみにJARECの会員ではなくとも、一部を除いて参加できると言っていいんですか? 賛助会員が協力してくださるセミナーで、参加者が少ないと申し訳なくて、もっと人数を増やしたいんです。

吉田 保

もちろん。それくらいのほうが面白い。NPO法人化したので、今後は門戸を広げ会員を増やしていきましょう。

森元 浩二

僕は今回のウェブサイト刷新で、なるべく情報量を増やして閲覧者を増やしたい。そこで思ったのが、例えば雑誌に、毎回持ち回りでJAREC会員の誰かが、製品レビューを書く。それをJARECのウェブサイトにも掲載する。書いた人は原稿料が入ります。他にも色々なアイデアを考えて閲覧者を増やしていきたい。その一部が、会員になってくれたら嬉しい。

下川 晴彦

そうなると、賛助会員の企業も喜ぶね。地方のスタジオの人も、そういう雑誌を読んでいますからね。

浜田 純伸

貴重な情報源になっているでしょうね。